私たちは、よさこいチーム「いわき聖龍会」として、平成15年から平成24年まで「よさこい踊り」を通して地元の活性化に貢献すること等を目的として活動し、市内外の様々なイベントへ出演してまいりました。その最中、平成23年に東日本大震災が起き、集客力のあった海岸沿いのイベント開催地は津波により被災、更に、震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所の放射能漏洩事故が重なったことにより、いわき市内への観光客の大幅な減少を目の当たりにしました。
|
|
震災から3年が過ぎた今も、福島第一原発は汚染水漏洩問題等が後を絶たず、いわき市に於ても風評被害払拭の妨げとなっていることは否定できません。地元いわきの現状を按じ、復興の後押しになるような新たな市民活動の展開を模索していた折、大地を彩る雄大なイルミネーションを初めて目にしました。そして、イルミネーションについて調べてすぐに、阪神淡路大震災後に神戸で始まったイルミネーション「神戸ルミナリエ」を知りました。
|
|
「神戸ルミナリエ」は、平成7年の大震災で被災し亡くなった方への鎮魂への意味と、都市の復興、再生への夢と願いを込めて始まったとされ、以来、神戸では震災の記憶を後世に語り継ぎ、夢と希望を象徴するものとなり、集客効果の高い観光の目玉となって大きな経済効果をもたらしているそうです。そのようなイルミネーションをいわきにも灯すことが出来れば、神戸と同じように被災地に暮らす人々の癒しや安らぎ、元気を与えられる場となり、風評被害を払拭する新たな観光事業の一端が担えるものと確信しております。被災地から復興への願いを込め、市民によるイルミネーションを全国へ発信したいと考えています。 |
●さがみ湖 イルミリオン |
|
また、そのイルミネーションの運営資金や電力を賄うため、再生可能エネルギーの発電事業も行い、併せて、原発被災地である福島県の県民として再生可能エネルギーの普及、促進にも努め、その活動を継続的なものとし、広く社会的な認知が図れる組織とする為に、「NPO法人いわきイルミネーションプロジェクトチーム」を設立することにしました。 |
|